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写真講座

初心者でもわかる写真講座②

構図

前回は第1回目として、写真を撮るのに外せない露出についてお話ししましたね。

初心者でもわかる写真講座第2回目は構図についてお話ししましょう。

皆さん写真を撮るときに構図を意識したことはありますか?構図には沢山の種類がありますが、要は何をどのように見せたいか整理して見やすく構成するということです。今回は代表的な構図を5つご紹介します。それぞれの特徴や効果を知り、ご自身の撮影に活かしてみてください。少し意識するだけでもグッと写真が上手になりますよ!

目次

代表的な5つの構図

構図とは写真を撮るときに画面の中に何をどのように配置するかです。画面の中のどこに主題を置くかによっても印象は変わりますし、背景をどのように切り取るかでも見え方、見せ方は大きく変わっていきます。
見る側の心情や視覚効果に訴えることによって、写真にストーリーがうまれます。
これから代表的な構図を5つご紹介します。
それぞれの特徴や効果を見ていきましょう。

日の丸構図

日の丸構図

主題を画面の真ん中に配置したシンプルでわかりやすい構図

何を撮りたいのか非常にはっきり伝えることのできる構図です。視線が一点に集中するのでダイレクトに伝わるシンプル構図
何が撮りたいのかがよくわかる反面シーンによってはシンプルすぎて物足りなさを感じることも?

三分割構図

三分割構図

画面を三分割したあたりに主題を配置する構図

安定感がうまれ自然で見やすい構図
人物を撮影する際この構図は一番よく使います。被写体の目線の先の空間を空けるとより自然な構図になります。

二分割構図

二分割構図

画面を二分割する構図

画面を二分割するように主題を配置したり、 “明と暗” や “青空とひまわり畑” など コントラストの高いものや対照的なものを画面を二分割するように配置する構図
背景を二分割で人物を画面の1/3の位置に配置することもよくあります。

対角線構図

対角線構図

画面の対角線上に物を配置したり、主題を配置する構図

写真のように道や廊下などを対角線上に配置することにより、奥行きが出たり、広がりや動きが出てダイナミックな迫力が出る構図
そのほかにも主題を対角線上に配置し視線を対角線上に走らせる事で動きが出る

額縁構図

額縁構図

画面の中に額縁になるようなものがあって、その中に主題を配置する構図

より主題に視線が行きやすく、先ほどの対角線構図とは対照的に、静の構図と言えるでしょう。
日本庭園や京都の紅葉などを障子越しに撮る、または公園の遊具越しに見える景色など何かを額縁としてとらえ、その中に自分の絵画を描くのも額縁構図です。

構図を工夫する利点

写真を上手に撮るコツとして、何を撮りたいのか、どのように見せたいのか、何を伝えたいのか、これらをしっかりイメージして、より効果的に見せる工夫をすることが大切です。
難しく考える必要はありません。何を面白いと思って撮りたいと思ったのか?何がきれいだと思って撮りたいと思ったのか?それをはっきり伝える工夫をするとゆうことです。見せたいものを最大限に、要らないものは排除する。まずは引き算から始めましょう。
構図を意識して撮る事ですっきりと伝えたいことが届く写真が撮れるようになると思います。
シンプルに伝える事ができたら、今度はもう一工夫してみましょう。主役がより引き立つ脇役を画面の中に意図的に配置してみましょう。
そこで構図がしっかり決まっていると見やすい写真になってくると思います。
例えば主役は女の子、わき役は木漏れ日と緑
では、それをどう切り取るのか?
はたまた、主役はケーキ、わき役はコーヒー
どのように配置するとよりおいしそうにおしゃれに見えるのか?
正解はないのです。逆に言えば、全部正解。ただ、伝えたいことを整理する方法としていろんな構図を知っていれば整理しやすいのです。

一枚の写真に何パターンもの構図が複合的に入っていることが良くあります。
背景は二分割構図で、人物は三分割構図
背景は対角線構図で、人物は三分割構図 など
ご自身の好きな写真をたくさん分析してみてください。きっとマネしたくなるヒントがたくさんあると思います。

より効果的に伝えるために情報を整理する。これが構図を工夫する利点です。

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